もうすぐ子どもたちの夏休みも終了ですね!
2学期へ向けての準備はもう済んでいますでしょうか?
新学期へ向けてのワクワクや不安、どちらでしょうか?
ですが、ここでは少し前の時期に話を戻したいと思います。
1学期の終了時、子どもたちが沢山の荷物と一緒に通知表を持って帰ってきた時を思い出してください。
「よくできました」
「頑張りました」
「頑張りましょう」
などなど、いろいろな事が書かれてあって普段あまり見ることができない学校での子どもの様子が見てとれそうな気分になりますよね!
その反面、ちょっと気になることも書かれてあったりで、思わずドキッとしたりすることも
あるかもしれません。
そのちょっと気になることの中で、「うまく目が使えていないかもしれません」といったような事が書かれてあったり、先生に言われた事などはありませんでしょうか?
今回のブログはそんなお話です。
唐突ですが、先日、協会のホームページに「視るチカラつまづきビジョンチェック」という特設ページが
開設されました!
「視るチカラ」とは、「学習に向かうチカラ」「運動するためのチカラ」「考えるためのチカラ」などに細分化され、どれも子ども達の日常生活や学校生活、そしてこれから生きていく為には必要不可欠な「チカラ」だと考えています。
そして、「視るチカラ」には「目をうまく使えている」ということがとても重要となってきます。
では、「目をうまく使えている」とはどういう事でしょうか?
眼球運動
・動く対象物を「眼」で追いかける。または対象物をじっと視続ける
・現在の視点から別の視点へと素早く「眼」を動かす
・「眼」を寄せたり、離したりする
など、人の「眼」は上記のような動きを状況に合わせて、【無意識】に行っています。
【無意識】に行うことが出来るためには、【意識的】に動かすことが出来なくてはいけませんので、
べすとびじょんのビジョントレーニングでは、上記のような「眼の動き(眼球運動)」について
うまく行うことが出来ているかのチェックを行いますし、そのためのトレーニングをしっかりと行っています。
両眼視
「眼」が左右に一つずつ備わっていることには意味があります。
左右に一つずつあることで、【対象物を立体的に捉える】ことが出来たり、
【遠近感を感じる】ことが出来ます。
しかし、そのためには先に挙げた『眼球運動』をしっかりと行えることが必要となりますし、
2つある「眼」のチームワークも良くなければいけません。
それに、遠くや近くのもの、それぞれにしっかりとピントを合わせることも重要となります。
人は外部からの刺激やいろいろな情報を基に、考えたり行動したりすることが出来ますが、その情報の
なんと8割以上が「眼」から入ってくる情報だと言われています。
上記のような眼球運動をしっかりと行うことで、立体感や遠近感を正確に捉えることで、入ってくる情報を【より正確に、そして確実に】得ることが出来ます。
逆に、『眼球運動がしっかりと行えない』、『立体感や遠近感を正確に捉えることができない』と、得られる情報が【不確か】になったり、場合によっては【歪んだ】ものになってしまうかもしれません。
そしてこの、
『眼球運動がしっかりと行えない』
『立体感や遠近感を正確に捉えることができない』
状態が「目をうまく使えていない」という事だと考えています。
子どもたちの状況で考えると、
眼球運動がしっかりと行えないと、板書がむずかしく感じたり、本読みなどが苦手になります。
立体感や遠近感を正確に捉えることができないと、形の違いを捉えることが難しくなりますので、漢字を覚えるのが苦手になるかもしれません。
遠近感で考えると、球技には直結すると思うので運動全般に苦手意識が出来てしまうかもしれません。
このように、私たち大人が想像している以上に、「目がうまく使えていない」状態というのは、子どもたちの大きな困り事に繋がる可能性が大いにあると思います。
そして、見えている世界というのは、本人にとっては【それが当たり前の事】なので、子ども自身が自分が困っている事の原因が「視え方」「目がうまく使えていない」ことだという事にはかなり気づきにくいというのはとても重要なことです。なので、私たち大人や親がなるべく早めにお子さんのそういった状況に気づいてあげる事が大切になってくるとかと思います。
我が子の目がうまく使えているとか、使えていないとか、なかなか着眼する事のない事かもしれません。
ですが、とても大切なことだという事が伝わって頂けると、とても嬉しいです!!
べすとびじょんでは、「おやこ体験会」や「体験レッスン」など、気軽にビジョントレーニングに触れて頂ける機会やイベントをご用意しています!
私たちと一緒にビジョントレーニング、始めてみませんか?
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!